Miles Davis / My Funny Valentine

· 公開済み 07/10/2020 ·

Miles Davis / My Funny Valentine マイルスのリンカーンセンター1964年のライブのバラードを集めたのが本アルバムです。もう一枚は「Four & More」があり、そちらには比較的アップテンポの曲が収録されています。

ハービー,ロン、トニーのリズムセクションがまとまりを見せ、マイルスとのコラボレーションもがっちり決まっています。特にハービーのピアノが素晴らしいです。マイルスと互角の展開ではないでしょうか。バラード集なのでトニーの天才的なドラミングをあまり聴けないのが残念ですが。

テナーのジョージ・コールマンも良いプレイをしています。僕的にはジョージ・コールマンのテナー悪くないと思うのですが。東京のサム・リバースよりはこのグループに合っているのではないでしょうか。

御大マイルスはハービーのピアノに触発されてウィントン・ケリー時代にはないよりモーダルでフリーなプレイをしています。僕の中ではStella By Starlightが好きです。

あとコロムビアの技術陣のリマスターが素晴らしいです。音が鮮明になっています。アナログより良いものもあるんじゃないかと思えるぐらいです。こんなこと書くとアナログファンには怒られそうですが。

「Four & More」と併せてお楽しみください。

Miles Davis (tp) George Coleman (ts) Herbie Hancock (p) Ron Carter (b) Tony Williams (ds) recorded 1964/2/12

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