Tommy Flanagan / The Cats
·このアルバムはプレスティッジお得意のオールスターセッションでリーダーレスのブローイングセッションです。
ジョン・コルトレーンもプレスティッジと専属契約を結んだばかりで張り切ったプレイです。
大きくクレジットされているトランペットのアイドリス・シュリーマン、アンダーレイテッドなミュージシャンです。マル・ウォルドロンのアルバムなどに起用されたりして当時かなり期待されていたようです。ハード・バピッシュでブリリアントなソロを取ります。
ケニー・バレルもバリバリの若手でブルース・フィーリングに溢れたソロをとっています。ケニー・バレルはこういったブローイングセッションをプレスティッジに何枚か残していて、どれもが素晴らしいプレイです。
トミー・フラナガンはケニー・バレルと同じデトロイト出身。ここでは2を除きすべてトミフラのオリジナル。特に3は有名です。この当時のトミフラは気品を漂わせながらもハードドライビングなソロでした。
最後にリズム隊のダグ・ワトキンスとルイス・ヘイスの二人が堅実なサポートでこのセッションをしめています。
このセッションに参加したミュージシャン達の実力と人選によりブローイングセッションにありがちなまとまりのなさはなくカチっとしまったハード・バップジャムセッションに仕上がっています。
第2世代の若手たちの溌剌としたプレイをお楽しみください。
なおアルバムタイトルの「キャッツ」とはジャズ・ミュージシャンのことです。
Tommy Flanagan(p) John Coltrane(ts) Kenny Burrell(g) Idrees Sulieman(tp) Doug Watkins(b) Louis Hayes(ds)
recorded 4/18/1957
- Minor Misharp
- How Long Has This Been Going O
- Eclypso
- Solacium
- Tommy’s Tune
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